ホーム > Vol.1 小豆島物語 歴史と見所
小豆島が初めて文献に登場したのは「古事記」で、イザナギ神とイザナミ神が「小豆島(あずきじま)」を国産みしたと記されています。また「日本書紀」にも「阿豆枳辞摩(あずきじま)」と記されており、「しょうどしま」と呼ぶようになったのは鎌倉中期頃と言われています。
海や山などたくさんの自然に恵まれた小豆島。瀬戸内海では淡路島に次いで2番目に大きな島で、兵庫県(神戸港・姫路港)や岡山県(新岡山港・日生港)、香川県(高松港)などからフェリーや高速艇で結ばれています。
瀬戸内海を見下ろす小高い丘に約2000本のオリーブ畑が広がり、地中海を思わせる「ギリシャ風車」や約120種を栽培するハーブ園、オリーブオイルを楽しめるカフェなどがあります。
小豆島の代表的な景勝地で「日本三大渓谷美」の一つに数えられています。瀬戸内海を一望できる山頂からの眺めはもちろん、ロープウェイでは深い渓谷と四季折々の美しさを楽しむことができ、中でも紅葉シーズンの鮮やかさは格別です。
小豆島のほぼ中央にある中山地区には「日本の棚田百選」にも選ばれた800枚を超える大小の田んぼがあり「千枚田」と呼ばれています。約300年前から伝わる伝統行事の「虫送り」は、映画のロケにも使われました。
引き潮のときだけ海の中に砂の道が現れ、歩いて島まで渡ることができる人気の観光スポットです。「大切な人と手をつないで渡ると願いが叶う」と評判で、すぐ横の丘には永遠の愛を誓う「約束の丘展望台」もあります。
映画「二十四の瞳」を撮影したオープンセットが残され、1950年代の日本映画のポスターや写真を展示する「キネマの庵」や四季の花畑など見どころがいっぱい。映画館「松竹座」では「二十四の瞳」が常時上映されています。
「世界一狭い海峡」として1996年にギネスブックに認定された全長2.5kmの海峡。いちばん狭いところは幅9.93mで、海峡上に3本の橋が架かっています。土庄町役場では絵ハガキになった横断証明書を発行しています。
佃煮や醤油と並び、温暖な気候を活かして国内有数の生産量を誇るオリーブやオリーブオイルは小豆島を代表する名産品です。
その他にも「全国三大産地」の一つとされる手延べ素麺や、初夏に真っ赤な甘酸っぱい実をつけるスモモなど、おいしいものがたくさんあります。